1141.逆張り
2024.03.28
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
表面的な話しか出来なかった、なんて振り返る人がいます。
しかし、面白いもので、表面的な話は案外表面的な話ではないことがあります。
身の上話は、身の下話、なんて言いまして、自分の身の上の話をした人は、下半身事情が動いていたりします。すなわち、異性関係等。
逆に、身の下の産業に関与する人が、親しくなると身の上の話を始めるなんて話もよくあります。
宮城谷昌光先生の小説の呉漢だったのではないかと思うのですが、上を見る時に、地面を見つめてみよというような教えの下りがあったように思います。上昇志向の人こそ、足下を見つめ直せと言うことです。
内面の話を避けてネイルや服飾の話をしていったら、それは実は、おしゃれという意味で女性性であったり、能力や攻撃性(爪を隠す・爪を立てる)であったりと案外無意識的なところを顕わにしますから、上と言えば下、表と言えば裏、浅いと言えば深いなど常に話題には逆張りの部分があるものだと思っておくと、お話を伺う面でも豊かな聞き方が出来るのではないかと思っています。