1098.胃カメラ
2024.02.14
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
いい歳になって、初めて胃カメラを受けてきました。
昔は、直視鏡なんて言いまして、サーカスの呑剣士が、喉のキシロカイン麻酔もなしに、喉~食道~胃と剣を通してみせる訳です。その要領で直視鏡は直接胃の中を覗くわけですが、ねじ曲げられないので、真っ直ぐ下の粘膜しか見えないわけです。
呑剣士でなくても、あるいは、光ファイバーの技術で、噴門部(振り返って胃の入り口)も十二指腸も見られるようになったのはとてもありがたいことです。
胃カメラはありがたいありがたい、と思って飲むものだ、と自分に言い聞かせて臨んだ訳です。
喉の麻酔はキシロカインゼリーというのをしばらく喉に馴染ませます。これがお薬の味が苦いんですね。イチゴ味とかないのかなと妻にこぼしたら、ないやろ、と一蹴されてしまいました。イチゴ味があれば、受けると思うんですがねぇ。
それでも喉は反射の世界なので、時々おえおえします。
案外苦しかったなぁと思いました。
筋弛緩法や動作法の知識があるので、自分が緊張しているのが分かりましたから、都度都度背筋や腕の筋肉を脱力させていきました。ドクターは上手に内視鏡をして下さったと思いますし、看護師さんからも上手に飲めていたと言って頂き、終わってみればどうと言うことはなかったのですが、やっぱり涙も出ましたし、次回は鎮静を掛けてもらうか、要検討です。
ちなみに、結果は大きな異常なしでしたのでご安心下さい。