177.名もなき家事にリスペクトを
2021.08.03
177.名もなき家事にリスペクトを
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。 6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。 素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。
少年時代も今も、お部屋を片付けるのは苦手な方ですが、かといってゴミ屋敷にまではならずに暮らせています。同僚の中には机の上が空港のように整備されているすごい人もいましたが、たぶん私には出来そうにありません。 そんな私ですが、共働きゆえ、色々家事をせざるを得なくなりました。元々こまめな性格ではあるのですが、家事というのはやってみると奥が深いものです。
洗濯物干し、畳み。風呂掃除。トイレ掃除。風呂入れ。
名前がついているものは、まだ良いのです。
例えば、お風呂の下水口の入り口に引っかかった髪の毛を拾い上げてゴミ箱に捨てるとか、風呂の蛇口の裏の方に生えたカビを歯ブラシでこすり落とすとか、油のついた換気扇フィルターを交換するとか。目的語と動詞などで長々と陳述しないと伝わらない家事。これをここでは「名もなき家事」と呼んでみたいと思います。
もちろん、私の家政婦ナギサさんよろしく、きちんと家政学を修めれば、実はそういう家事にも名前があるのかもしれず、単に私の不勉強かもしれませんが、大体の人は「名もなき家事」の「本当の名前」なんて知らないだろうし、それで陳述しても通じないことでしょう。ということで、開き直って、本稿ではそれらを「名もなき家事」と呼ぶことにします。
そして、名もなき家事。ほとんどをやってくれているのは主婦の皆様ではないのかなぁと想像しています。
もちろん、メンズだって、メンズの家事、やってたりしますよ。自動車のオイル交換、エレメント交換にオートバックスに行ったり、ウィンドウウォッシャー液足しておいたり、自転車のチェーンに油差しておいたり、空気入れておいたり。~車周りばっかり?
お互い、自分の疎い家事、たまにはやってみましょう。そして、やってみることで、黙々とそれらをしてくれている家族に、きちんとありがとう、と言ってみましょう。
やってもらって当たり前のことなんてない。そういう前提で、お互いに感謝や敬意を伝え合うことが、少しでも家族の潤滑油になればと思います。