744.善意で解釈する
2023.02.27
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
ちょっと注意喚起したはずが、受け手が責められたと感じてしまい、そんなつもりはなかったのだけれど、ということは良くある話かもしれません。
ちょっとのはずが客観的には手厳しかったのかもしれませんし、本当にちょっとだったのだが受け手が過敏だったのかもしれません。ケースバイケースとも言えるのですが、鬱や適応障害でご相談に来られる方の多くは、そのような注意喚起を厳し目に解釈してしまう傾向が強いように思います。
書類の訂正が細かい場合も、自分に気づかない所を指摘してくれたり、最終的には公的な所に通しやすくなっているのかもしれません。自分の気づかない点を指摘してくれるのはある意味サポートを得られているとも考えられるでしょう。指摘された、ということに過敏に反応せず、成長ポイントだと受け止めてありがたいと思っていくだけで受け取り方は随分変わります。
相手からのアプローチを善意で解釈するように癖を付けておくと、鬱にはなりにくいかもしれません。