578.全か無か思考
2022.09.04
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。日々元気に営業しております。
勤務医時代は、精神病の方の治療もたくさんしていたのですが、福岡の交差点とも言える六本松で開業してから当院の7~8割の患者さんは適応障害やうつ病になりました。すなわち、会社や学校に行けなくなった社会人や学生の方が大半です。
鬱になりやすい考え方に、全か無か思考というのがあります。100点でなければ0点だ、と考え、自分や相手を追い詰めてしまう考え方です。
この考え方は、上手く行っている時は何でも完璧に出来ますが、躓いてしまうと98点くらいでも0点扱いになってしまい、どんどん鬱が進行してしまいます。
世の中には白か黒かではなく灰色もあります。
結論がすぐに出せないまま、辛抱強く経過を見なければならないこともあります。
曖昧さに耐えがたい時、上司や先輩、同僚などのサポートがあれば良いのでしょうが、一人で抱え込んで落ち込んでいくと悪くなってしまいます。そういう場合は専門家にご相談頂ければ良いのですが、心療内科やカウンセリングの戸を叩くのは少々勇気も要るようです。
この記事をお読みになって、自分も全か無か思考に囚われているかも、と思われた方がいらしたら、一度ご相談頂いてはいかがでしょう。少々楽になれるよう、援助をさせて頂きます。