188.盂蘭盆会
2021.08.14
188.盂蘭盆会
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。 素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。
お盆ですね。
お盆は盂蘭盆会というものだそうです。目連尊者が餓鬼道に落ちた母親を助けるために、安居を終えた比丘尼達に飲食・寝床を提供したところ、その喜びが餓鬼道に伝わって母親が救われたといういわれと祖霊をまつる風習、親孝行の観点などが混ざって出来た行事のようです。この飲食の提供などを形にしたのがお中元のようです。だからお中元はお盆までに、と言われるんですね・・・。知りませんでした。
でもこれ、目連尊者に神通力がなかったら、目連のお母さん、その後2000年餓鬼道だったんでしょうかね。それも怖い話です。
目連の母親は、目連にとってはとても良い人に映ったけれども、世間的には餓鬼道に落ちてしかるべき行状だったことが伝えられます。親といえども誤ることはしょっちゅうある、ということでしょうか。私自身親になっても人間が出来たわけではないと思っています。
目連のエピソードに思いを馳せながら、自分もその都度、改められることは改められるよう振り返ってみたいと思いました。