859.若者笑うな来た道だもの
2023.06.21
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
妙好人の言葉として伝わるこれは、年寄り笑うなの稿でも触れました。
「道」というタイトルだそうです。
世の中のことがまだ見えていない若い時期は、やってもらうことが当たり前に感じたり、してもらえないことに不満を感じたりしがちです。しかし、その不満な結果というものが、およそ世の中の平均としてそういうものだと知った時や、それぞれが頑張っていてもそのような結果になってしまっているということを知った時、色んなことがありがたく感じたり、不満をぶつけたことが申し訳なく感じることがあります。
そのような贖罪や感謝の気持ちを相手に伝えたり、配慮が出来るようになるのを成長と考えることが出来るのではないかと思います。
若い患者さんがちょっとずつ、そういうことが出来るようになった時に、一つ大人になったのだなと成長すると同時に、若者笑うな来た道だもの、と思っています。