756.人の悪口
2023.03.11
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
一流の人というのは人様の悪口を言わないもので、将棋の藤井聡太竜王であれ、野球の大谷翔平選手であれ、考え方や受け答えもとてもしっかりしています。家族や同僚が人の悪口を言うのに耐えかねる、という訴えは時々聞かれます。感心しない対象を批判することで自分の批判精神のストレスは緩和出来るかもしれません。
しかし、得てして、誰かの批判をする時、その指摘を最も聞くべきなのは自分自身だったりするので不思議なものです。よく政治家の方などがブーメランなどと言われていますが、私自身の自戒も込めて、批判を口にする時は慎重にする必要があるのではないかと思います。
どうして理解出来ないのかとか、なぜそこにこだわるのか、とか、自分のペースと異なるものにぶち当たった時、人間はとてもストレスを感じるようです。
その時は、少し冷静になって一歩下がって、相手がその点を大切にしている理由はもう少しあるのかもしれないとか、こちらが十分理解出来ていないのかなとか、もう少し説明を加えたら良いのかな等、柔らかい発想を試みることが大切なのでしょう。
人様の悪口を言ってしまうと、自分自身を貶めることになりますから、口から出す言葉を綺麗に出来るよう、普段から心がけて行くことが大切なのかもしれません。