548.回復期の過ごし方
2022.08.05
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。日々元気に営業しております。
鬱も初期はとても落ち込んでいたりしますが、ぼちぼち出歩いたり、よく眠れたりするようになり、心理テストの鬱のスコアも改善してきて、社会復帰が見えてきた頃になったら、どのように過ごすと良いでしょうか。
お勧めは、社会復帰に準じた時間を過ごすということです。
出勤に間に合う時刻に起き、部屋着で良いのでパジャマで過ごすことは避け、朝食も摂る。男性なら髭を剃り、女性なら髪を整えたり肌のお手入れをする。
出勤に準じた程度歩き、朝寝は厳禁。
朝寝は睡眠リズムを崩すからです。
そして、漫画やクロスワードとかでも良いですが、遊ぶ時もテーブルや机の前に座り、背中を縦にして座ります。
寝てばかりいて落ちた背筋力は一朝一夕に回復しません。
そうやって、体を縦にしておく時間を増やし、じわじわと背筋力も回復していきます。
筋トレの背筋をやって良いかと言われても、どちらかというと背筋力の数値と言うよりは、持続的に体を縦にしておく習慣が重要と言うことです。筋トレの体力とは別の物だと認識しています。
このように、復帰の2~4週前くらいから自宅でも体を縦にして過ごし、勤務の流れに準じた生活に徐々に体を慣らしていきます。
いつも口頭でご説明していることですがご参考になれば幸いです。