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528.細部を詰める

2022.07.16

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。日々元気に営業しております。

 アマチュアの方の演奏を聴いていると、流石の私でも、少しもったいないな、とか、もう少し精密に練習されるだけで上手くなるのにな、とか色々思います。しかし、トッププロから見れば私も五十歩百歩かもしれません。
 
 何時間もものすごい練習時間が取れるわけではないため、上達するには質を上げるしかありません。
 質は、意識の質と練習の質と言うことになります。

 意識の質は、常に自分の課題に真正面から向き合い、今の自分に目一杯出来ることを細部まで詰めようとする努力から成り立ちます。音楽で言えば、アウフタクトをどれだけ重々しく吹けるかとか、次のフレーズの1つ手前の音が、意識が次の音に向いているために直前のフレーズの終わりが「気もそぞろ」になっている場合があります。そういう所をきちんと詰める。
 自分の中で意識していなかった→意識した、の2回で、意識するだけで別人のように改善します。で、あれば、常にその高い意識を持って細部を詰めることが重要です。いつしか自然に自転車に乗れるように、細部の詰めがどんどん当たり前になり、その上で、意識の圏外にあったところを意識化して更に詰める。その繰り返しです。

 練習の質は、出来るところばかりやらないで、出来ないところをゆっくり丁寧にやるとか、ディティールも大事だが大きなフレーズを感じながら音楽性を担保するようにして演奏する、等です。

 自分で出来るところまでやったら、自分で録音してそれを聴き、変だと思うところをまた直す。

 そして、レッスンで先生という他者に聞いてもらい、意識化できなかった問題点を意識化する。そしてまた細部を詰める。

 私はそうやって、ぼちぼち聞けるくらいのオカリナにして来ましたし、今後も、もっと努力していこうと思っています。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分