444.アージョ
2022.04.24
444.アージョ
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。日々元気に営業しております。
444稿目、ぞろ目です。
イタリア語で、agioというと、気楽、安心、くつろぎ、ゆとり、余裕、等と言われます。
イタリア語の前置詞は、次に母音が来る時にdを追加してaであれば、adと言います。
気軽に、のんびりと、というと、ad agioとなります。これがまとまるとadagioという風になるのですが、adagioは既に音楽用語として、ゆっくり、静かに、ということで、アンダンテとラルゴの間のゆっくりとしたテンポを指すようになります。
一般に、アルビノーニのアダージョとして知られている(レモ・ジャゾット作)曲は、とても悲哀に満ちていて、気楽にゆっくり聞ける感じではないのですが、テンポは確かにアダージョなのでしょう。
当院でも、色々お困りでご相談頂く皆様に、少しでも気軽な気持ちになって頂けたらと、agioの精神で診療に当たりたいと思います。