432.それは本当に難しいか?
2022.04.12
432.それは本当に難しいか?
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。日々元気に営業しております。
良く、試験などの結果を聞いて、「難しかった」などと言う時があります。
また、新しい単元に入ると、難しく感じることがあります。
しかし、私達が、ある事柄を「難しい」と感じる時には、色んな難しいがあります。難しい、と感じたら、どのように難しいのかを弁別することが重要です。
「難しい」のは、いくつか要素があり、
①本当に難解
例:フェルマーの最終定理、リーマン予想等結論を出すのに100年掛かったとか、結論が出ていないもの
②自分の準備不足
外国語に於いて語彙力不足。
基本事項の理解や暗記不足。
③新規なことに慣れない
の3つがあるのではないかと思います。
①の本当に難解なものに関しても色んな意味があります。
例えば、微分積分学を自力で考えたのは関孝和、ニュートン、ライプニッツかもしれませんが、考案されてしまえば高校生が習う単元になります。ジャングルをなたで切り開いたのが彼らとすれば、我々は彼らの通った道を舗装されたアスファルトの上を歩くようなものなので、教科書を読み込んでいけば到達できるものです。
4~5の技法を駆使しないと解けない複雑なものもあります。そういうものは難解と考えて良いです。
難問の解法については今回は割愛します。
②準備不足
これは勉強すれば良いだけなので、ひたすら該当する所の教科書と問題集を繰り返せばいつか到達します。準備不足に関しては「難しい」と言わないように気をつけることが大切でしょう。
③不慣れ
安易に難しいと口にする人や勉強嫌いの人に多いのが不慣れと難しいを混同していることです。
語学なんてどんなに複雑な言語でも、ネイティブはお子さんがしゃべっているわけです。不慣れなだけなものは、新しい土地の道路みたいなものです。最初はドキドキしますが、通い慣れるとどうってことなくなります。不慣れなものは早く慣れるのが一番の解決策で、沢山その教材に触れることが重要です。
実際に本当に難解なものは、上級者に尋ねるか、援助が得られないならお断りするしかないこともあります。そういったことはレアなはずであり、大体は何とかなります。後は不慣れを慣れに変え、沢山繰り返して準備不足を解消していけば、多くの「難しい」は乗り越えることが出来るでしょう。