1312.勤務間インターバル
2024.09.12
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
みなさんは、勤務間インターバルという言葉をお耳にすることはありますか。勤務間インターバル制度とは、仕事の就業から次の始業までを一定の休息時間を確保するという考え方です。
例えば21時まで残業して9時に出てくるとなると勤務間インターバルは12時間となります。
夜遅くまで仕事をした翌日は疲労がたまり、また、睡眠不足になりやすいために、パフォーマンスが上がらないことがあり得ます。この制度は、集中して仕事をするために休息時間の確保が必要だという考えから導入されています。EUでは勤務間インターバル制度はルール化されています(∵EC労働時間指令2003)。
2019年現在、日本において勤務間インターバル制度を導入している会社は3.7%と十分ではありません。理想論に終わらぬようにするためには、それに伴う詳細もきちんと詰める必要もあるかもしれません。
日本は制度化が遅れていますが、ご自身の自己管理のためにも勤務間インターバルが適正かどうか考えながら、見直して頂いてはいかがでしょう。