1292.ウィキノミクス
2024.08.23
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
組織があり、上下があり、意思伝達が上意下達(じょういかたつ)で伝わる従来型の仕組みに対し、ウェブを通じた無数の人による協働(コラボレーション)によって成り立つ世界をウィキノミクスというそうです。
ウィキノミクスとはWikiとeconomicsからなるかばん語です。かばん語とは、それぞれの一部を組み合わせて新しい単語を作る様です。
その成り立ち上、ウィキノミクスは、マスコラボレーション、ピアプロダクションと同義です。
ウィキノミクスの基本原理としては、
1)オープン性
2)ピアリング
3)共有
4)グローバルな行動
の4点が挙げられています。
違う観点の人が多数集まり、それぞれの視点を提供しつつ、フラットに物事を改善していく作業となります。
そうはいっても例えばLinuxなどは同じようでも最終的にはどうするかという点は管理する人がいるようですが。
以前、緩和ケアの精神腫瘍医の勉強会に出た時も複数の医師らによる頭脳集団がより良きテキストを作っていこうという様はとても洗練されたものであった覚えがあります。
みなさまも、何か行き詰まって新しい観点が必要な時、ウィキノミクスのように知恵を出し合うようなことが有益なことがあるかもしれません。