1252.ささやかな贈り物
2024.07.15
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
師匠の一人、広島の魔法使いこと松原秀樹先生は、自律訓練学会の副理事長をお勤めになった偉大な心理学者でした。
いつもにこにこ、怒ったところを見たことがない、恰幅の良いジェントルマンでした。
彼の面白いところはたくさんありましたが、特徴の一つとして会う時必ず何かお土産をくれる人、というなんか子供が親戚のおじさんに期待するようなことを言ってしまっていますが、そういう所がありました。真似ではないのですが、学会や研修会に行く時にちょっと多めにお土産を持参して、会った人に差し上げたりしています。
秀樹先生と比べると仁徳にかなり劣ってしまうので、効果がどれほどかは判りませんが、準備に疲弊した人や講師の方にちょこっとねぎらいの気持ちを表現すると、すごく場が和む感じがします。やっぱり甘いものの博多通りもんなどは効果的な印象です。
相手に若干失礼な返しをされたり、雑な対応された時に、以前は気色ばんで同様に怒ることもあったのですが、まああちら様にも余裕がないのでしょう、ということで一旦大変さを労って差し上げてみようと、考え方を変えてみました。
雑な対応をされたことは棚上げして、お疲れのようですから、と労うと、不思議なことに温かさには温かさが返ってくるものです。
やはり私が接することで皆が温かい気持ちになれるような、秀樹先生のような存在になりたい、と思っています。なれるかは判りませんが、目指すのは自由ですし、道半ばであろうとも、その方向に歩むことは大切なことだと思うので。
皆さんはご自分の温かさをどうやってお伝えしていますか。