1246.権力者への忖度はメディアの死
2024.07.09
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
都知事選が終わりました。
現職が元々有利とは言え、学歴詐称疑惑の解明、公約が本当に達成されたのかの監視、公開討論会に出てこないことの是非、公務と称して選挙運動まがいのことをしていることの正当性、戸別訪問をしているのではないかという疑念、などをメディアはきちんと検証したのでしょうか。
ネットにものすごい勢いがあったにもかかわらず、2位以下の候補への焦点も敢えて避けていなかったでしょうか。
特番と言えば池上無双なんて言葉がありましたが、切れのあるキャスターを煙たがって起用せず、悪意のある愚問を繰り返すコメンテーターやアナウンサーが起用されていました。命がけで国を憂う本物の国士の前に、愚問を問い直されて沈黙するキャスターやゲストの多かったこと。
メディアは電波を預かっている責任を放棄していると思わざるを得ません。
これは太平洋戦争直前の大政翼賛会のような状態に陥っていることは明白であり、メディアと権力は対立はしなくて良いですが、真実を明らかにして情報公開を求める、その責任を果たし、ほどよい緊張感を生んでいく必要があるのではないかと思います。