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58.発達障害かもしれない人への対処の工夫

2021.04.08

58.発達障害かもしれない人への対処の工夫

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。
 福岡市の六本松に2021年6月1日から心療内科のクリニックを開設させて頂きます、松原慎と申します。
 労務管理をしている友人から、対象の方は発達障害があるかもしれない、というご相談を受けました。
 診察していない時は一般論でお答えするわけですが。
・話を聞いていないということでトラブルになる
 →聴覚入力が弱い可能性があり、メモを書いて渡す。
・何回始末書を書かせても効果がない
 →効果がないならやめましょう。
  むしろ正しく出来る時に褒めた方が良い。
・指示の数
 →1度に1つ。複数同時の指示は与えない
・誤学習の訂正困難
 →出来る限り最初から正しい方法を教える。訂正が困難なことを知っておく。「やっぱり」とか変更が苦手なので避ける。
・目標は肯定文で与える
 →迷惑掛けない様に、遅刻しない様にとか否定文での目標は理解しづらい(これは一般の人も同じ)
 などが有効ではないかと提案しました。もちろん、地元の病院での受診がお勧めですし、気分障害や衝動制御など異なる問題のこともありますので主治医の見立てに従うのが最良です。
 当院では発達障害で困難を抱えておられる方にもお力になれる様にして参ります。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分