169.まつぼっくりは5分の8角形
2021.07.26
169.まつぼっくりは5分の8角形
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。 6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。 素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。
まつばら心療内科なものですから、ロゴにはまつぼっくりを使用しています。以前ブログに書かせて頂いたように茶の傘は108の煩悩を示しています。六本松の6とか六道を掛けているのも書きました。
ところで、まつぼっくりやヒマワリ、パイナップル、巻き貝などのらせんはフィボナッチ数列で出来ていると言われています。
フィボナッチ数列とは、初項が、1,1,と始まり、3つ目が1+1=2、4つ目が1+2=3、5つ目が2+3=5 。
1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,と新しい項が前の二つの項の和で出来ているという、原理は小学生でも分かるものです。 これが、一般項になるとなぜかルート5が出て来るという不思議なものです。
黄金比というものがありますが、角度にも黄金角といわれるものがあります。
黄金比とは隣り合うフィボナッチの項の比の極限です。
初項は2/1=2
ですが、3/2=1.5
5/3=1.67
8/5=1.6
13/8=1.625・・・と最終的に1.618に近づきます。これを黄金比と言います。
2つとびの比もあります。
F(n+2)=F(n+1)+Fnですから、
F(n+2)/Fn=F(n+1)/Fn +1
=2.618・・・
360°を2.618で割ると、137.5°となり、137.5°が黄金角です。
まつぼっくりは137.5°ずつずれながららせんを作っています。
身近なものの中に潜むフィボナッチ数列の神秘。巻き貝などもそうで、興味は尽きません。話し出すときりがないので、今回はこれくらいにしておきます。
不思議だと思っている自然の神秘にも法則性が見つかると、なんだかなぞなぞを一つ解けたようです。
理解する、と言うことに興味を持って頂くと嬉しいと思います。