68.カウンセリングにおけるテンポ感
2021.04.18
68.カウンセリングにおけるテンポ感
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。
福岡市の六本松に2021年6月1日から心療内科のクリニックを開設させて頂きます、松原慎と申します。
受容・共感・傾聴などと申しますが、相手に邪魔にならない聞き方をしているにも関わらず話し手がもやっとしてくることがあります。先日も心理士さんの面接をチェックしていてそういうことがありました。
そのセッションの場合、テンポが速めの話し手に、聞き手がゆっくり待ちながら聞いていたのが一因でした。頭の回転の速い話し手には、ポンポンと良いテンポで返していくのも時には重要なことです。アレグロの相手にはアレグロの返し、ラルゴの相手にはラルゴの返し、と言うわけです。テンポ感を合わせるように助言した所、その後はとても面接がスムーズになりました。
私どもはお話を伺わせて頂く際に、非言語的サインの観察はもとより、テンポ感にも注意して伺って参ります。