988.相手の時間を頂くこと
2023.10.27
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
まだまだ日本では女性の社会進出は遅れています。
女性の首相もいませんし、議員の数も諸外国に比べるとかなり男性優位になっています。
優秀な女性の活躍を阻んでいる可能性があるのに扶養という制度があるように思います。
女性は扶養範囲でパートで良い、という考え方から来ているのではないかと思われます。男性が扶養されても良いのですが、単純に比率としては圧倒的に女性が扶養内に入るでしょう。
扶養になると、女性の方が仕事の時間や給与が減りますから、子育てや家事などを女性側にお願いしていくことになるでしょう。
そういう時に、男性がうっかり言ってしまうまずい台詞として、「俺は外で遅くまで働いている」っていうのがあります。
しかし、保育園の送り迎えとか、子供にご飯を食べさせることなどは、働いている人が偉くて、お迎えに行く人が暇ということではなくて、男女均等に行うべきものです。対価が他者から与えられてないだけで、それらも立派な労働と言えます。
どうしても不均等になるカップルなどは夫から妻に家庭内労働賃を渡している所もあると聞きます。
労働力や時間を割いてもらっていることへの感謝を持ち、それを伝えること、相手を必要としていることを伝え続けるとは非常に重要なコミュニケーションだと思います。
ありがとうをいうのもただ、頭を下げるのもただなのです。
せめて感謝の気持ちくらいは言い合えるようにしたいものです。