684.アドバンスト研修会に出て参りました
2022.12.20
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
先日は、日本自律訓練学会のアドバンスト研修会に出て参りました。
自律訓練法は催眠に端を発し、手足の重温感に始まり、人間の生理指標をコントロールする優れたセルフコントロール法です。リラックスした気持ちを得たり、手足の温かさや脱力を指標にしているため、実際の筋弛緩や末梢循環改善が得られやすいという長所があります。私も疲れると自律訓練法を用います。
アドバンスト研修会はその中でも認定医など有資格者が、基本から更に踏み込んだ指導を行えるようにするために学びを深めるものです。今回は北海道の内科医、北守茂先生と静岡大学の笠井仁先生が講師をなさいました。
北守先生は内科医らしく実証的なデータに基づいたお話が多く、大変勉強になりました。
笠井先生は以前からですが、催眠・自律訓練法の世界の博覧強記であり、幅広い知識から自律訓練法の有効性を教えて下さいました。
また、この経験が皆様のリラクゼーションやセルフコントロールのお役に立てるよう、現場でも精進して参りたいと思います。