380.直感
2022.02.19
380.直感
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。日々元気に営業しております。
将棋の永世七冠、羽生善治九段は著書の中で、直感の7割は正しい、と述べています。前人未踏の大記録を持つ彼は、現在もトップ棋士として戦っています。往時の力よりやや落ちたとはいえ、今も沢山のファンを魅了しています。
その羽生九段が言う7割正しいということは、3割は将棋なら「読み」、数学なら数式や証明などで検証が必要という意味でしょう。
モンティホール問題というものがあります。
米国のバラエティで、3つのドアがあり、1つが当たり、2つは外れで山羊が入っています。
挑戦者は、1つの扉を選択します。司会者はそれを受けて、挑戦者が選択しなかった2つのドアの内、山羊の入っている方を開放し、こう聞きます。
「ドアを替えても良いですよ。どうしますか?」
ここで、どっちでも同じじゃないか、というのが人間の直感で、数学の博士号を持っている人も間違えるそうなのですが、正解は、ドアを変更した方が当たりになる確率が2倍になるそうです。条件付き確率、と言い、きちんと計算することで直感とは異なる結果になる例として知られています。
モンティホール問題の解説動画はYouTubeに沢山出ているので、私が又聞きを記事で解説しても詮無きことですから、興味のある方は動画を探してみてください。
おおよそは直感を信じてよいようですが時にはしっかり検証することも必要なようです。直感と検証をうまく使っていきたいものです。