251.もしもショパンが居なかったら
2021.10.15
251.もしもショパンが居なかったら
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。 素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。
ショパンコンクールも三次予選に入ったようです。全部聞くことは出来ていませんが、日本人コンテスタントを中心につまみ食い的に聞いています。
音楽をしっかりやり出してからは表現の工夫や豊かさを、多少聞き分けられるようになったのか、聞く楽しみも増えました。
サッカー選手は3万人もいるというのに、ショパンコンクールの優勝者は5年に1人。大変なことです。
すさまじい技術の高みとその修練の厳しさを考えると、音楽家が世の中でもっと報いられたら良いのに、と常に思います。
それはそうと、ショパンコンクールはショパンの作品で競われるピアノのコンクールですが、驚くべきはショパンのピアノ曲ではないかと思います。
もしショパンが居なかったら、ピアノの技術は、ベートーヴェンやバッハで競われたのでしょうか。
歴史のタラレバは無意味とはいえ、ショパンがもたらした、ポロネーズ、マズルカ、バラードなどの豊かさには感銘を受けます。もしもショパンが居なかったら、ピアノという楽器は今より随分面白みが減ってしまったのではないでしょうか。
そんなことに思いを馳せながら、美しいピアノの音に耳を傾けています。