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1153.高山の頂にして

2024.04.06

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
 
 高山の頂にして親と子の心相寄るはあはれなるかな 赤彦

 島木赤彦の拾遺より。

 赤彦が我が子と一緒に日本アルプスに登った際、その頂上で折悪しく雨に出合って、寒冷な高山の雨に濡れた身を、小舎の中へでも入って親子が直に体と体を触れあうことによって、初めてそこにこれまで感じなかった恩愛の上を、ほの温かい肉体の温かみを通して感じられたものを詠んだと思われます。

 登山などの非日常の厳しい環境、器具がないからこそお互いがとても大切に思う距離感、体温などは、山では最も確実に暖の取れる手段であり、お互いの生命の証でもあります。何気ない日常を暮らしていても、お互いの生命力などを思い至って、家族や周りの人たちを大切にしていけたらと思います。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分