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1075.胎児のポーズ

2024.01.23

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 なかなか寝付けないことってありませんか?

 私の場合あまり良くないことですがお酒に頼ってしまうことは正直あります。けれども、飲酒は、睡眠ステージの3~4段階を消失させますし、3~4段階は嫌なことを消化するのに必要な睡眠相であり、飲酒行動はあまり褒められたものとは言えません。

 そういう時に睡眠薬、というのが並のクリニックの対応ではあろうと思いますし、それは正しいです。

 ただ、他の方法もないわけではありません。

 抑肝散や抑肝散加陳皮半夏などは、漢方でありながら不眠の治療薬として承認されていますし、ベンゾジアゼピン系を投与しにくい児童・生徒のみなさんにもこの辺りの薬で対応させて頂くことは良くあることです。

 睡眠薬も、漢方薬も出来れば飲みたくない方には、胎児のポーズなどいかがでしょう。

 至急に鎮座していた頃のように膝を折り曲げて丸くなり、横臥位で横になり、なるべく自分を安心させながら深く呼吸をするのです。すると胎児のポーズが効果的なのか分かりませんが、案外よく眠れることがあります。

 横になって伸びていても、なかなか寝付けない方には、一度、胎児のポーズでお休みになることもご検討頂ければと思っております。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分