1043.美味しい怪物
2023.12.22
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
時々、野食ハンター茸本朗さんの動画を見ています。
彼は多摩川の辺りで野草を採ったりしていますが、福岡に在住していたこともあるそうで、勝手に親近感を持っています。色々調べて科学的な知識を用いて、毒キノコにかぶりついてみたり、野草を採って食べたりしているようです。
その一つにモンステラの実って食べられるって言う話があり驚きました。
当院でも友人からモンステラの葉の固定した物をオブジェとして頂いており、また、その影響もあって、観葉植物の合間にモンステラの小さな鉢を2つ育てています。実がなるの?ってのもびっくりな上に、食べられる?というのもびっくりでした。
ただし、完熟した部分のみ、で、未熟な所にはシュウ酸カルシウムを多く含んでいます。シュウ酸カルシウムの結晶はとがっているため、舌に刺さってピリピリと痛いんだそうです。小笠原などでは売られていることもあるとのことですが、知識がないと大変な目に遭うため、また、完熟のタイミングをはかるの難しいため、一般のスーパーなどでの販売には向かないんだろうなということです。そういうことを深く知って、チャレンジされている彼は本質的に頭の良い人物なんだろうなと尊敬しています。
まあ、実がなるほど巨大なモンステラになったら、クリニックのベランダに置いておけるかかなり微妙なので、今の葉っぱ一枚のモンステラが実がなるほど本当に育つのか?という疑問はあるのですが、それくらいになれば良いかなぁと思いつつ様子を見ています。
モンステラは学名をMonstera deliciosaといい、言わば、美味しい怪物と言うことになります。おそらく、学名を付けた学者さんは食べることが出来たのでしょう。実際にありつける日が来るのか来ないのか分かりませんが、桃栗三年柿八年梅は酸いから12年?モンステラは何年で食べられるのか全く分かりませんが、期待せずに育ててみようと思います。